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キャブレターオーバーホール

 イーハトーブ ~理想郷へ向かって~

学生時代のまだバイクに乗り始めてそれほど経ってないときのどうしようもない記録です。しかしこのイーハートーブ、この後に下手すれば死人が出るという恐ろしいゲロ道を踏破してくれました。ラストは全米が泣きました。

イーハトーブ ~理想郷へ向かって~

HONDA TL125S Ihatovo

エンジン : 4スト空冷単発124cc
出力 : 8.5馬力/8000rpm
タンク容量 : 4.5リットル
乾燥重量 : 95kg

風と、森と、人と、バイクが一体となるとき、どんなすばらしいドラマが生まれることでしょう。
(カタログより引用)

AG200とイーハトーブ

↑↓AG200との比較 AGより一回り小さく50ccモデルより一回り大きい・まさに原付2種って感じ

AG200とイーハトーブ(後部)

とっておきカスタム情報
ツーシーターにする方法

 

リアフェンダーの上にある袋を取っ払い、厚手のゴムのようなものを接着剤でくっつける。そしてリアタイアシャフトの軸受けらへんに長めのビスを付ける。 これは元オーナーがやってた改造です。かなり強引です。あまりとっておいても仕方が無い情報かと書いて思いました。

 イーハトーブがやってきた!

ある日、中学の時の友達が突然家に押し掛けてきて「ハスラー(50ccのやつ)買わへん?」と言ってきた。で、セカンドバイクが欲しいと思ってたというのもあり早速現物を見に行き、試乗したが所詮原チャリ、出だしのダッシュ力不足が気に入らず売買は不成立。どちらかというとその友達の連れが乗っていたイーハトーブの方が気になっていた。しきりにイーハトーブの方がカッコイイと言ってたのでその連れが「TW欲しいから買ってくれへん?」といいだした。んで、とりあえず自賠責付き4万円(もともと調子が悪かったがいろんな修理代は連れが払ってくれるとのこと)で買っちゃったわけである。

 この子、なんかおかしい

TL125イーハトーブ。雑誌でチョコチョコ見たことはあるけどそれ以外は何も知らない。TLと付いているのとそのスタイルからトライアル車かな(下駄乗り又はAGがぶっ壊れたときに乗れればそれで良いと思って買った)?あの苦汁をなめさせられた栗柄河内谷林道もこいつならクリアできるんじゃないか(そこまで行くのが大変そうだが)?というわけで試走ということで12月のクソ寒い深夜に関わらず京都の町へと走り出した。だが・・・。

数キロ走った京都御所の真ん前でエンスト。しかもエンジンがかからなくなる。で、仕方なしに家まで押し歩く。しばらく歩いてもう一度エンジンをキックしたらかかった。そこで帰ればいいのに試走は再スタート。で、すんごく寒いのだが洛北山中の貴船神社(縁結び・水の神様・わら人形で有名なトコね)へ。いや~、なんて軽いんだ、原チャは。とトコトコ走って貴船へ。体の芯まで冷え切って帰途へ着く。が、その途中でまたしてもエンスト。そしてエンジンはかからない。汗だくになってキックし続けるが何度やってもだめ。再び深夜の町中を押し歩く。しかしその原因はただのガス欠だったのさ。

次の日、レンタルビデオを返しにイーハトーブで出かける。しかし、今度は嵐山でエンスト。お約束通りエンジンはかからない。またまた夜の町中を押し歩く羽目に。しばらく走ってもう一度キックを試みる。やったー!エンジンかかったよー!で、安心して一度エンジンを止め、防寒具を身につけて(度重なるキック+押し歩きで脱いでた)再キック。ゲゲッ、またかからなくなってる!で、トホホな状態でまたも押し歩きで帰途につく・・・。これ絶対おかしいっす。やばいっす。マジっす。

 闘病生活開始

このままじゃロクに走れないということでバイク屋に持っていく。しかしバイク屋のオヤジはエンジンの調子を見て「こんなもんじゃないっすか?もしくはエンジンがもうダメなんじゃないっすか?もしそうとしたらうちじゃなんにもできないよ。」といって何もしてくれなかった。AGをホンダのバイクと勘違いしてたYSPのオヤジといいこのオヤジといい近所のバイク屋はどうも頼んない(本当は色々とお世話になっているレッドバロン京都南店に行きたかったが死にかけのイーハトーブでは遠すぎた)。

もお、ええわい!ワシが修理したるわ!!!確かにバイク屋のオヤジの言う通りもうこいつはダメかもしんない。だけどこのままじゃ気が済まん。今更返品っていうのも悪いし(壊れているのは承知で買った)。自分でいじくってダメなら諦めたる。ということでド素人だけどすべて自分で修理してやることにしたのサ。そしてこいつでメンテの腕を上げてAGをもっとディープにいじってやることにしたわけで。

 目標

イーハトーブ君を元気にして栗柄河内谷林道の崩壊セクションを楽勝でクリアする。

 闘病日記

イトシン整備ノートしかない自分には何をすればよいのかよく分からないがとりあえず適当にいじる。まずはエンジンを快調にしないと。

00/12/09

全体の構造の把握後、とりあえずチェーンの汚れ落とし・外装の汚れ落とし。各可動部に潤滑油。ネジ1本しか付いてないフロントフェンダーをステンレスのネジとワッシャで修理。左のミラーが付いてないのでAG用のミラーをつける。鍵が1個しかなかったので嵯峨ニック(近所のホームセンター)で合い鍵を作る。

00/12/16

プラグのチェック。真っ黒やんけ!イーハトーブ用のイリジウムプラグを調べる。エアクリーナーをチェック。真っ黒やんけ!

00/12/18

アクセルをある一定の開度(全閉から4分の1くらいの所)にしたら回転数が下がり、エンストしてしまう。

プラグの失火又はキャブの異常(ゴミ詰まり)がエンストの原因と見て、とりあえずそこら辺からいじってみよう。かぶり気味なのをどうにかしないと。

南海にてNGKのイリジウムIXプラグ、デイトナのエキサイタープラグキャップを購入。それぞれ1600円、3000円也。 00/12/19 南海にてエアクリーナーを注文する。

00/12/22

エキサイターとIXプラグを装着。ついでにプラグコードを余ってたキジマのシリコンコードに交換。ちなみにケーブルジョイントは不要(レギュレーターに付いてる)。レギュレーターをはずすのに少し手こずる。

で、試走したがあんまりかわらん。少しパワフルになったような気がするがあくまで意識的なモノだろう。相変わらずエンストする。

試走ついでに近所の山にある誰かの墓(未舗装路がある)でなんちゃってブレーキターンをやってみたが、車体が軽いため簡単にできる。これがおもしろい、おもしろい。AGよりブレーキが利くので簡単にタイヤがロックする。

00/12/23

プラグの効果が無かったのでキャブのオーバーホールをすることにする。

とりあえずエアクリーナーボックスを取り外すことにするがエキパイに当たって取れない。仕方なしにエキパイ・マフラーをはずす。それでもボックスはなかなかキャブから外れず、強引に引っ張ったらインシュレーターが少し裂けてしまった。

タンクを外しただけ

エアクリーナーボックス

↑汚~いエアクリーナーボックス

キャブレター

↑何とか取り外したキャブレター

キャブレターの中身

↑キャブレターの中身

キャブのオーバーホールにかかるがフロート室のゴムパッキングが腐食しており、キャブ上部と下部が分離しない。ドライバーの柄で強打し続けたら何とか取れたが分離部は糸を引いていた・・・。しかも中身は得体の知れないカスだらけで汚い・・・。マニュアルがないのでスケッチ&メモ&写真を取りながら作業を進める。

00/12/24

ジェット類・ネジ類をバラバラにし各部品をキャブクリーナーの原液につけておく。最初原液をプラスチックのケースに入れておいたらプラスチックが浸食され、パーツに付着。急いで陶器のマグカップに移し替える。かなりやばかったなぁ・・・。

00/12/28

あらかた部品をきれいにしてキャブを元通りに組み立てる。エアフィルターは届いてないがエアクリーナーボックスもとりあえず元に戻し試運転。メモしていた内容通りにエアスクリュー、アイドルスクリューを回すがどうしてもスケッチしていた形に戻らない。で、適当にアイドリング調整をして近所を試走。アクセルをある一定の開度にしたら回転数が下がる症状はなくなったようだ。だが、アイドリングが不安定でまたもエンジン停止・・・。しかもエンジン周りからなにやら怪しげなものが色々と漏れ出ている。

00/12/29

やっとエアクリーナーが手に入る(イーハトーブは生産停止からかなり時間が経っているのでメーカーに在庫を確認してから注文しなければいけない・だから少し時間がかかった)。スクリューの回転数も元の回転数を守り、各部のネジ増し締めも行う。そして再試走。今度はエンストする感じはしない。しかし高いギアから発進しようとしたところエンスト。で、エンジン再スタートせず・・・。

00/12/30

一晩経つとイーハトーブのエンジンは再始動する。どうもかぶり気味のようなのでニードルのクリップを一段あげて試走。でも黒煙はきまくりなのでもう一段あげる。するとすげーエンジンの回転数が上がって暴走状態になる。あわててスクリューを回すとエンジン停止。

エンストして必死になってキックしているところでバイク好きの親切なおじさん(とその家族)に会う。おじさんもキックしまくってくれたけどエンジンは沈黙・・・。奥さんとその娘曰く、「かわいいバイクなのにねぇ~」。イーハ君、終始沈黙。

00/12/31

懲りずに試走。しかし100メートル走ったところでエンスト。

押しがけに苦労してるとまたも見知らぬおじさん(昨日の人とは違う人)が車の中から「セコンドでやるんや。今ローになっとったやろ。」とアドバイスしてくる。でもエンジンかからねぇー!こりゃ、本格的に逝ってもうたみたい。

01/1/1

ここ数日間は朝の1時間ずつをイーハのメンテの時間にしている。が、ついにこの日エンジン最初からかからず。合掌、戦意喪失。

01/1/6

頼れる赤男爵京都南総合病院にてイーハ君の病状について相談する。どうも開腹手術の必要があるらしい。手術費も結構かかるという。しかし、「かまいません!どうにかうちの子を救ってやってください!一生かかってでもお金は払います!」と訴える。

年末年始は患者さんが多く後回しになるらしい。

01/1/10

イーハ君、危篤状態につき赤男爵総合病院集中治療室に急送される。 ありゃ?結局ショップ任せじゃん。まっ、い~か。敗北っす。(なんかワシがとどめさしたよ~じゃな・・・) 01/1/20 感染性の胃腸炎(風邪)とかいうので死にかけてるところに赤男爵から連絡が入る。とりあえずキャブの部品交換をしたそうだ。

01/1/26

試験中にもかかわらずイーハを取りに行く。どうやらキャブ全体がかなり劣化してるらしい。あとエンジンオイルが燃焼室に少し漏れているそうだ。これらの問題を完全に解決するには結構なお金が必要とのこと。とりあえず今の状態で調子を見ることに。今回の修理代1万2千円(引き上げ料込み)也。

久しぶりに乗ってみるがなかなか調子がいいではないか。いい仕事してますな、赤男爵。

01/1/27

ナポレオンの可倒式ミラー(1200円)とプログリップのグリップ(生ゴム・900円)、ハリケーンのグリップエンド(500円)を購入し、早速装着。よく見ればグリップにはスクーターの文字が。しかもグリップエンドがハンドルバーに入らない。

アクセルの動きが悪く、クルーズコントロール状態(?)だったのでアクセル部分を分解して注油。あとオフブーツ向けのチェンジペダル位置らしくギアチェンジしにくくかったので、チェンジペダルの位置を調整。前オーナーが両面テープでリアフェンダーにくっつけたピリオンシート(ただのスポンジ)も剥ぎ取る。

というわけでまたクソ寒い夜にも関わらず試走。で、テストコースともいえる貴船神社へ。パーツ交換や調整で驚くほど乗りやすくなった。トライアルバイクでも結構走れるやん。いいプラグ+プラグコードのおかげか加速も鋭い。ただ、殺人的にライトが暗い。貴船周辺の山中ではホンマに何も見えん。それにエンジンまわさなウインカーがちゃんと点滅しいひんし、ライトもまともにひからへん。おまけにハイビームとロービームのスイッチ逆やで。あやうく川に落ちそうになったわ。

なんとか貴船に着いたがここに至る道ってスゲー暗い山道で所々に朱色の橋とかあったりしてなかなか趣深い。原チャで独り走ってたら結構恐い。んで、貴船神社奥宮で写真撮影をしたんだがフラッシュで地面の異変に気づいた。うへっ、よく見たら地面白いやん!凍っとるで。

路面凍結

01/1/29

イーハで初林道。家のすぐ近くにある観空寺谷林道に行ってみる。トライアルバイクだけあってニーグリップができない。だから結構手こずる。が、軽いのですいすい奥へ進めた。

その後、友達とちょこっとツーリング。うむ、快調快調。この時点で240キロほど走ってるが特に異常なし。

01/2/1

朝イーハを見てみると前日の雨のせいでメッチャンコ汚れて、哀れな姿になっていた。バイクカバー新しいの買ってやらんと・・・。

01/2/2

AGと一緒に林道での泥を落としてやる。ついでに錆落としも行ったが安物の錆取り剤は全然効かない。そんな中で意外な効力を発したのが錆取り消しゴム。ある程度の錆はこいつで削り取られ、スポークの錆落としに少し役立った。

むむぅ、しばらく日記を書いてなかったなぁ。というのもあんまり乗ってなかったから・・・。

01/3月のある日

友人が借りたいとか言ってきたのでエンジンをかけようとするとなっかなかかからない。で、やっとかかったが何か調子がおかしい。全然乗ってなかったからなぁ・・。ごめんよ。

01/4月のうららかな午後

にもかかわらずやっぱり乗ってなかった。で、なかなかエンジンかからなかった。錆取りその他綺麗にしてやる。

01/5月の初夏を感じる晴れの日

AGが名神で果ててしまった。修理が終わるまで通学等はイーハ君にお世話になることに。で、整備を改めて始める。現金なオーナーである。

01/5月のとある雨の日

京都と滋賀の間にある広い道(か~なり流れは速い)でエンスト。その後近江大橋(有料道路)のど真ん中でエンスト。やばい。 どうやら流れの速いところでがんばり続けると果ててしまうようである・・・。 んでもって、いつの間にかテールランプがつかなくなってた。夜間は非常に危険である。

01/XX日

地球へ衝突する公算が高い小惑星XO6733の地球衝突阻止のためにNASAによって大気圏外へ打ち上げられました。無茶しやがって・・・。