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白樺の道

 AGと共に・・・ 信州苦闘編

2000年9月5日から10日まで長野の方にソロツーリングに行きました。折れた鎖骨のギプスがとれた次の日に出発し、ほとんど雨でした。時期的に他のツーリングライダーはあまりいませんでした。だいたい一万円くらいですみました。

ルート図

 

カモシカ

↑神坂峠で遭遇したカモシカ

バス停

↑ここで寝た(そしてパトカーに見つかった)

1日目 9/5(火)

行程(上から下へ)

京都(京都府)
大津(滋賀県)
米原(滋賀県)
岐阜(岐阜県)
恵那(岐阜県)
飯田(長野県)

朝飯:米
昼飯:自家弁当
晩飯:インスタントラーメン
フランスパン
ホットチョコレート

泊まった所:豊丘南小前のバス停(みたいなもの)

走行距離:345キロ

京都を出発して米原らへんまではわりと天気は良かったのだが、恵那をすぎるとどんどん天気は悪くなっていった。長野県にはいると雨がジャージャー、1日目にして気分は最悪です。

恵那から飯田の間にある神坂峠(かなり標高は高い、そして寒い)の近くでカモシカとバッタリと出会った。もののけ姫にでてきそうなやつでした。

神坂峠付近の山岳ルートは晴れているときにいったらすごく気持ちがいいでしょう。急峻な山から見える景色はすばらしいはず。夏は涼しくていいです。ただ、細い道だけ車はちょくちょく通っているので対向車にはくれぐれもご注意を。

夜は最初小学校の校庭とは気づかずそこで寝ていたんだけど雨が降ってきたので(面倒くさいし目立つのでテントは張っていなかった)前にあるバス停のようなものの中に退避しました。そうするとパトロール中のパトカーに見つかってしまいました。旅のことを話すと「うらやましいなぁ」だって。

教訓:田舎の警察は親切

 

 

 

牧場

↑黒川牧場内のダート

テント

↑滝沢牧場有料キャンプ場にて

馬

↑滝沢牧場の馬

2日目 9/6(水)

天気:雨のち曇り

起床時間:午前6時

行程(上から下へ)

飯田(長野県)
大鹿村(長野県)
美和湖(長野県)
茅野(長野県)
麦草峠(長野県)
野辺山高原(長野県)

朝飯:フランスパン
コーンスープ
昼飯:自家弁当の残り
晩飯:アルファ米(2人分)
フランスパン
レトルトカレー
フリーズドライの牛丼
じっくりことこと煮込んだスープ

泊まった所:滝沢牧場(野辺山高原)

走行距離:285キロ

この日も朝から天気は良くなかった。中央道を通らず、山の中を通る国道152号で一路八ヶ岳方面へ。途中地図を読み間違えて、黒河内林道(入笠山牧場内を通る)に行くところを中峰黒川林道(黒川牧場内を通る)に迷い込む。この旅の密かな目的、牧場バイクで牧場を走るという目的を果たすにはまぁどっちでもいいやということで気にしない。くっついたばかりの鎖骨は転倒などで衝撃が加わるとまたすぐに折れるという状態だったので慎重に走るが下りで転倒。荷物満載で引き起こしに苦労したがとりあえず無事だった(少しエンジンからオイルが漏れ、白い煙が舞い上がったが・山中でひとりぼっちの中トラブルが起こるとすごくビビってしまう)。

しかし天気が悪いのに加えて高所(標高1400メートルくらい)の所ばかりを走ったのですごく寒かった。長野に入ってから暑いという感覚は一切なかった。

諏訪湖の南東にある茅野からメルヘン街道とか言う恥ずかしい名前の道を通って国道第2位の高所(標高2127メートル)麦草峠へ。その後野辺山高原にある滝沢牧場でストップ。牧場にはいろんな動物がいたがみんな愛想が悪かったです。

教訓:高いところはサブイ

 

 

 

 

 

御巣鷹山の慰霊碑

↑御巣鷹山頂上(墜落地点)付近

3日目 9/7(木)

天気:曇りのち雨のち曇り

起床時間:午前6時

行程(上から下へ)

野辺山高原(長野県)
上野村(群馬県)・御巣鷹山
佐久(長野県)
上田(長野県)

朝飯:じっくりことこと煮込んだスープ
フランスパン
昼飯:インスタント焼きそば
晩飯:アルファ米(2人分)
チキンライスの元

泊まった所:千曲川河川敷にあるグラウンド

走行距離:165キロ

相変わらずの曇天の中、群馬県上野村へ。山の中へ行けば行くほどどんどん天気は悪くなった。上野村に着くととりあえず御巣鷹山(1985年の日航機墜落事故があったところ)を徒歩で登った。御巣鷹山ではとうとう雷雨になったが気合いで山頂に登る。その後上野村役場近くにある慰霊の園に行き長野に戻ることにした。途中、十石峠で昼飯のインスタント焼きそばを作った。日清のやつなのだが作り方は普通のインスタントラーメンを水分がなくなるまで鍋で加熱し続けるというモノ。これが厄介で麺が鍋にこびりついてしまうのである。こびりついた麺を加熱しまくって炭化させそれを削り取ってやろうと思ったのだが炭化した麺はこれまた強固に鍋にくっつき、それを取ろうとプラスチック製の箸で取ろうとしたら加熱した鍋のせいで箸が溶け、溶けたプラスチックがさらに鍋にこびりついてしまった。みなさん焼きそばには注意しましょう。

佐久あたりにまで行くと天気はある程度回復し、道を間違えまくりながらも上田をすぎたあたりにいい寝床を見つけた。そこで路上生活の方(みたいな人)と会った。その人曰く、「いいバイクだな。えっ?京都から来たって?すげぇな。」

 

教訓:じっくりことこと煮込んだスープはじっくりことこと煮込んでいるかどうかは知らないがじっくりことこと煮込んだスープのようにうまい

 

黒部ダム

↑放流中の黒部ダム

4日目 9/8(金)

天気:わりと晴れ

起床時間:午前6時30分

行程(上から下へ)

上田(長野県)
聖高原(長野県)
大町(長野県)
扇沢(長野県)・黒部ダム(富山県)
安曇野(長野県)
松本(長野県)

朝飯:じっくりことこと煮込んだスープ
フランスパン
昼飯:マクドナルドのクラブマックLセット
晩飯:ステーキ定食

泊まった所:ホテル飯田屋

走行距離:155キロ

この日は朝からわりと穏やかな天気でよかった。上田から聖高原の途中にある千曲川展望台(だったかな?)の景色はすばらしかった。上田から黒部ダムの麓(語弊があるが)大町まではワインディングを堪能した。本当に長野は山ばかりだなぁ。

黒部ダムに行くには扇沢というところで車を置いてトロリーバスに乗っていくのだが、大町から扇沢までの道がまた気持ちいい。爽快にバイクを走らせ扇沢へ。トロリーバスは有料なのだがこいつが今回の旅の中でもっとも大きな出費(2200円)だった。大町付近は曇りだったが長い関電トンネルを抜けて黒部ダムに抜けると気持ちいい晴れ空だった。ダムの放流には虹が2つかかっていた。ダムの横にある展望台からの眺めは素晴らしく山岳美をじっくり味わった。ちなみにここに来るまでの旅の中で真保裕一著「ホワイトアウト」(黒部ダムをモデルにした小説)を読んでいたのです。

ダムについた頃にはかなり腹が減っていたのだがダムのレストランの食事は値段が高いのでずっと我慢した。我慢しながらダムの説明やダム建設についての映画などを見た。改めて人間の力のすごさを感じた。

空腹をひたすら我慢し扇沢に戻り、松本に向かった。途中でマクドナルドを見つけクラブマックセットを食ったのだがこれは今までの人生の中で最高クラスにうまかった。その後、日本アルプスサラダ街道(延々と畑の中を走る・車も少なく気持ちのいい道)というへんてこな名前の道を走り松本市内へ。次の日は父と美ヶ原へ行く予定だったので父の泊まっている松本駅の前にあるビジネスホテルに向かった。

やはりテント暮らしでは疲労は少しずつたまってくるもんです。ロングツーリングの場合一日くらいはましな宿に泊まるべきですね。ホテルに着くとどっと疲れが出て、この日はぐっすり眠れました。

教訓:おばさんは座りたがり

 

美ヶ原

↑曇天の美ヶ原

5日目 9/9(土)

天気:曇り

起床時間:午前7時

行程(上から下へ)

松本(長野県)
美ヶ原(長野県)
松本(長野県)

朝飯:ホテルの朝食
昼飯:変な風味のカツカレー
晩飯:きのこスパ(生クリーム風味)

泊まった所:ホテル飯田屋

走行距離:0キロ

この日は父と共に美ヶ原にバスで行った。しかしあいにくの曇天。かなり寒かったです。

美ヶ原は天気の良い日に来ると文字通りの美しい場所でしょう。かなりおすすめと思います。周りには美術館なんかもあっていい雰囲気です。牛もたくさんいます。

この日はバイクに乗っていません。骨休みの日です。

教訓:高いところはほんとにサブい

 

この日はずっと天気が悪くブチ切れ状態だったので写真は撮っていません

6日目 9/10(日)

天気:わりと晴れのち雨

起床時間:午前8時

行程(上から下へ)

松本(長野県)
白馬(長野県)
糸魚川(新潟県)
富山(富山県)
金沢(石川県)
福井(福井県)
敦賀(福井県)
今津(滋賀県)
大津(滋賀県)
京都(京都府)

朝飯:ホテルの朝食

昼飯:おにぎり4個

晩飯:インスタントラーメン

泊まった所:自宅

走行距離:540キロ

二晩ホテルで寝たおかげで体はいい調子。父と別れ一路日本海へ。松本から糸魚川までひたすら北に向かう。松本周辺の天気は良かったのだが白馬あたりからどんどん天気は悪くなった。糸魚川に着いた頃はジャージャー雨が降ってきた。雨の中昼飯を食い日本海に沿って西へ。大雨の中ハイスピードで車に後ろを付かれながら走ったのはかなり怖かったです。

いい加減雨の中のツーリング・キャンプは嫌になっていたので予定では途中の金沢あたりで一泊するつもりだったが一気に京都まで帰ることにした。これはかなり危険な決断でした。

金沢あたりで雨は少しやんだが福井まで行くとまたジャジャ降り。このツーリングの中でいったい何回雨具の脱着を行ったか。福井あたりであたりはもう真っ暗。ライトがめちゃくちゃ暗いAGではとても危険。何とか敦賀手前に到着。そこで京都までの腹ごしらえと少し休憩。道ばたでシートを広げて寝転がったが雨が強くてすぐやめた。この時点ですでにフラフラだった(ハイスピードで突っ走るトラックの流れについてくのはもう無理)。車の流れがとぎれるのを見計らって再び出発。トラックがミラーに入るたびに脇に逃げながら何とか今津へ。深夜、雨でライトが役に立たず、疲労でフラフラという悪条件なので車の少ない琵琶湖(安曇川近辺)に沿った道を時速40キロでとろとろと進む。で、何とか京都へ。帰宅時間午前3時頃。マジしんどいっす。

教訓:無理なツーリングは死ぬ

 

まっ、こんなかんじで天候に恵まれず「サイコーに良かった」という感想はありませんが、苦労した旅の思い出というのは後になって何とも感慨深いモノになるもんです。自分の記憶の中で楽な旅はあまり印象深くありません。楽な旅はそれをやっているときは楽しい、苦しい旅は後になってから味わい深いモノになる。どっちにしても旅はいいものですね。